- 2019/05/03
- ギャラリー
ベントレー スーパースポーツ
2003年のデビュー以来、「4WDシステムを持つ全天候型超高級グランドツアラー」
という新たなジャンルを開拓し、素晴らしい成果を上げてきたコンチネンタルGT/GTスピード。
それをベースとして、スパルタンなスーパーカーへの変貌を期した
コンチネンタル・スーパースポーツの最大の特徴は、なんと言っても大胆な軽量化です。
もともとコンチネンタルGT/GTスピードは、実に2.4tにも及ぶ
超ヘビー級の体躯の持ち主だったのだが、
スーパースポーツは2シーター化やインテリア各部にカーボンファイバー部材を贅沢に
投入したことなどによって、GTスピード比で110kgもの軽量化達成に成功しました。
一方、6リッターのW型12気筒ツインターボユニットは、
ターボチャージャーのブースト圧アップにより
GTスピード比で20PSと5.1kgmものパワーアップを達成。
実に630PSもの恐るべき最高出力と81.6kgmの最大トルクを得ました。
かくしてコンチネンタル・スーパースポーツは、
0-100km/h加速3.9秒、最高速329km/h
という圧倒的な高性能を手に入れました。
ベントレー・コンチネンタル・スーパースポーツを間近に見て、
まず惹かれるのはレーシーなエクステリア。
クロームメッキの大部分はスモーク仕上げのスティールに置き換えられるほか、
テールレンズのケースもブラック仕上げとなるなど、
スパルタン極まりないアピアランスを得ている。
一方、インテリアもカーボンファイバー製パネルとアルカンターラを多用することで
スパルタンな雰囲気に仕立ててはいるものの、
そのフィニッシュレベルはベントレーのクォリティ水準に相応しい、
上質極まるもの。
例えば、カーボンパネルの切削面はきれいに面取りがされているほか、
軽量化のため手動とされたシートスライドの作動が、
恐ろしくスムーズなことなどにも驚かされてしまいます。